一隻も船の姿がなく、クレーンは動かず、人影すらもない港の風景というものは、まことにやりきれない寂しさに充されているものだ。
満目死の色である。
戦前は軽く六尺は積った雪が戦後は一尺すらも積らなくなったというが、それに反比例して生気の失われた裏日本であった。
一隻も船の姿がなく、クレーンは動かず、人影すらもない港の風景というものは、まことにやりきれない寂しさに充されているものだ。
満目死の色である。
戦前は軽く六尺は積った雪が戦後は一尺すらも積らなくなったというが、それに反比例して生気の失われた裏日本であった。