もう印刷所へ原稿が廻してあり、校正がでている最中にすねはじめて、あしたまでに何か書いて頂戴よ、とか、之を飜訳して頂戴よ、とか、じゃ君自身書きたまえ、ウン僕も書くけどさ、弱々しく笑いだされると仕方がないので、二人でよく徹夜して原稿を書いた。
葛巻という人は、こういう時に、たった一夜で百何十枚という小説を書く、破りすてて結局一作も発表はしなかったが、実際一夜に百枚二百枚という信じられない書き方をする。
毎日丹念に短篇を書いた叔父とは全く似ていなかった。
もう印刷所へ原稿が廻してあり、校正がでている最中にすねはじめて、あしたまでに何か書いて頂戴よ、とか、之を飜訳して頂戴よ、とか、じゃ君自身書きたまえ、ウン僕も書くけどさ、弱々しく笑いだされると仕方がないので、二人でよく徹夜して原稿を書いた。
葛巻という人は、こういう時に、たった一夜で百何十枚という小説を書く、破りすてて結局一作も発表はしなかったが、実際一夜に百枚二百枚という信じられない書き方をする。
毎日丹念に短篇を書いた叔父とは全く似ていなかった。