ところが僕らは全くの野武士で、拾い首をしてでも立身出世がしたいという根性であるから、純粋な批判によっては不良品でも、商品として通用し、むしろ営利的に成立ち得るような作品だったら、その方がいいじゃないか、というような良からぬ思いを蔵している。
さすがにそれを表向きふりかざすわけにも行かないので、あれやこれや持って廻って言い廻しているが、心底をわれば、君はそういうけれども、案外こんな作品が受けやしないかというサモしい性根が本心だ。
編輯に当るのは葛巻と僕で、時には詩人の本多信が加わることもあったけれども、大体同人全体は野武士の心を持っている。