僕の窓の正面に火薬庫があり、崖の上を銃剣さげてグルグル廻る番兵の姿が見えるが、病中僕の幻覚はこの火薬庫へ忍びより忽ち銃剣に追いつめられてとたんに火薬庫が爆発する、はじかれて我に返れば全身の苦痛で、腹這いになり、エビの如くに身をちぢめ、呼吸のかぎり唸りをひく。
夜が明けてくれ。
窓の下を誰か人が通ってくれ。
僕の窓の正面に火薬庫があり、崖の上を銃剣さげてグルグル廻る番兵の姿が見えるが、病中僕の幻覚はこの火薬庫へ忍びより忽ち銃剣に追いつめられてとたんに火薬庫が爆発する、はじかれて我に返れば全身の苦痛で、腹這いになり、エビの如くに身をちぢめ、呼吸のかぎり唸りをひく。
夜が明けてくれ。
窓の下を誰か人が通ってくれ。