ただ葛巻の正論には最も参った。
表面に弱身をみせぬ僕であるから内心最も圧倒されていたのだけれども、それは単に理窟の上の話であり、葛巻の芸術に圧倒されたわけでもなければ、わが芸術に自信を失う、絶望した、ということと全然意味が違っている。
この時期は、まさしく僕の若さの時、希望の時、伸びようとする力だけの時期だった。
ただ葛巻の正論には最も参った。
表面に弱身をみせぬ僕であるから内心最も圧倒されていたのだけれども、それは単に理窟の上の話であり、葛巻の芸術に圧倒されたわけでもなければ、わが芸術に自信を失う、絶望した、ということと全然意味が違っている。
この時期は、まさしく僕の若さの時、希望の時、伸びようとする力だけの時期だった。