然し、私が眼鏡がなくて黒板の字が見えないから学校へ行かないということは金野先生も知らないし、意地っ張りで見栄坊の私はそれを白状することが出来ないので、相変らず毎日学校を休み、天気の良い日は海の松林で、雨の日は学校の横手のパン屋の二階でねころんでいた。
そして学校を追いだされたのである。
そして私は東京の中学へ入学したが、母と別れることができる喜びで、そして、たぶん東京では眼鏡を買うことができ、勉強することが出来る喜びで、希望にかがやいていた。
然し、私が眼鏡がなくて黒板の字が見えないから学校へ行かないということは金野先生も知らないし、意地っ張りで見栄坊の私はそれを白状することが出来ないので、相変らず毎日学校を休み、天気の良い日は海の松林で、雨の日は学校の横手のパン屋の二階でねころんでいた。
そして学校を追いだされたのである。
そして私は東京の中学へ入学したが、母と別れることができる喜びで、そして、たぶん東京では眼鏡を買うことができ、勉強することが出来る喜びで、希望にかがやいていた。