遠征の夢遊歩行はまだよかったが、女房の妹に女学生、まだ四年生、然し大柄で大人になりかけた体格だが、女房とは比較にならぬ美少女で色ッぽい。
この女学生が泊った晩、あいにく夏で、カヤが一つしかないからみんなで一つカヤにねたが、この晩庄吉は泥酔したのが失敗のもとで、夢遊歩行に倅の寝床を乗りこえ女房のバリケードをのりこえて女学生めがけて進撃に及ぶ。
女房に襟くび掴んで引き戻されても不撓不屈、道風の蛙、三時間余、もっとも成功に至らず、夜の白む頃に及んでようやく自然の疲労にノビて終末をつげたが、然し、まだここまではよろしかった。