徒らに焦り、ただもう、もがきのたうつ如く心は迷路をさまよい曠野をうろつく。
元々彼の近作はその根柢に於て自我の本性、現実と遊離し苦吟の果の細工物となり、すでにリミットに達していた。
このリミット、この殻を突き破り一挙にくずして自我本来の作品に立ち戻るにはキッカケが必要で、それには心の励みが何よりの条件になるものであるのに、天来の福音をむざむざ逃して、今では福音のために却って焦りを深め、落胆をひろげ、心を虚しくしてしまった。
徒らに焦り、ただもう、もがきのたうつ如く心は迷路をさまよい曠野をうろつく。
元々彼の近作はその根柢に於て自我の本性、現実と遊離し苦吟の果の細工物となり、すでにリミットに達していた。
このリミット、この殻を突き破り一挙にくずして自我本来の作品に立ち戻るにはキッカケが必要で、それには心の励みが何よりの条件になるものであるのに、天来の福音をむざむざ逃して、今では福音のために却って焦りを深め、落胆をひろげ、心を虚しくしてしまった。