たかが肉体ではないか、私は思ったが、又、肉体はどこにでもあるのだから、この肉体だけは別にして、という心の叫びをどうすることもできなかった。
そして、その接吻の夜、私は別れると、夜ふけの私の部屋で、矢田津世子へ絶交の手紙を書いたのだ。
もう会いたくない、私はあなたの肉体が怖ろしくなったから、そして、私自身の肉体が厭になったから、と。
たかが肉体ではないか、私は思ったが、又、肉体はどこにでもあるのだから、この肉体だけは別にして、という心の叫びをどうすることもできなかった。
そして、その接吻の夜、私は別れると、夜ふけの私の部屋で、矢田津世子へ絶交の手紙を書いたのだ。
もう会いたくない、私はあなたの肉体が怖ろしくなったから、そして、私自身の肉体が厭になったから、と。