仕方がないから裸の中也の手をひッぱって外へでると、歩きながらも八分は居眠り、八十の老爺のように腰をまげて、頭をたれ、がくんがくんうなずきながら、よろよろふらふら、私に手をひっぱられてついてくる。
うしろから女給が洋服をもってきてくれる。
裸で道中なるものかという鉄則を破って目出たく妓楼へ押しこむことができたが、三軒ぐらい門前払いをくわされるうちに、ようやく中也もいくらか正気づいて、泊めてもらうことができた。
仕方がないから裸の中也の手をひッぱって外へでると、歩きながらも八分は居眠り、八十の老爺のように腰をまげて、頭をたれ、がくんがくんうなずきながら、よろよろふらふら、私に手をひっぱられてついてくる。
うしろから女給が洋服をもってきてくれる。
裸で道中なるものかという鉄則を破って目出たく妓楼へ押しこむことができたが、三軒ぐらい門前払いをくわされるうちに、ようやく中也もいくらか正気づいて、泊めてもらうことができた。