まったくこの女はオッチョコチョイで、出鱈目だったが、共産党の地下運動にはカブトをぬぐ性質に相違なく、五十銭寄附したけれども、あとは降参、逃げだしたと言っていた。
モグることができないタチであった。
私が旅館でふと思うのは、矢田津世子もWとこんなところへ来るのだろうな、ということだった。
まったくこの女はオッチョコチョイで、出鱈目だったが、共産党の地下運動にはカブトをぬぐ性質に相違なく、五十銭寄附したけれども、あとは降参、逃げだしたと言っていた。
モグることができないタチであった。
私が旅館でふと思うのは、矢田津世子もWとこんなところへ来るのだろうな、ということだった。