全裸になって体操するのが大好きで、ひとり余念もなく、大らかで、たのしげで、だから清潔で、温泉の湯ぶねの中でも、のびたり、ちぢんだり、桶をマリか風センにして遊んでいたり、いつも動いているのだ。
男に裸体を見せることを羞しがらず、腕や腹や股に墨筆で絵を書かせてキャアキャアよろこび、だからむしろ心をそそる色情は稀薄であった。
マネキンになりたいけれども、シャンじゃないからダメなんだ、とこぼしていたが、私はそのとき、なるほどこれは天来のマネキンとでもいうのだろうなと思ったほど、常に動きが、そして言葉が、生き生きとしていた。