辰夫は檻の中で全快したが、公費患者の退院には保護者の保証が必要であるし、それに辰夫は三等患者時代の費用が百円程借りになっていたので、退院することが出来なかった。
辰夫は狂人達と一緒に檻の中で封筒を貼っていたが、一日七銭の稼ぎになると言っていた。
そういうわけで他に訪れる人がなかったので、辰夫は私一人を心待ちにして暮した。
辰夫は檻の中で全快したが、公費患者の退院には保護者の保証が必要であるし、それに辰夫は三等患者時代の費用が百円程借りになっていたので、退院することが出来なかった。
辰夫は狂人達と一緒に檻の中で封筒を貼っていたが、一日七銭の稼ぎになると言っていた。
そういうわけで他に訪れる人がなかったので、辰夫は私一人を心待ちにして暮した。