マラルメは頽廃派だから歯が痛むと唄っているが、私は齲歯を痛めてもならない。
斯うして日毎に私達は一時間に零す語数が無に近い程減少して、私達の肉体も無になるのではないかと疑わねばならなかった。
併し私は病院のほかに辰夫の家庭へも足繁く通わねばならなかった。
マラルメは頽廃派だから歯が痛むと唄っているが、私は齲歯を痛めてもならない。
斯うして日毎に私達は一時間に零す語数が無に近い程減少して、私達の肉体も無になるのではないかと疑わねばならなかった。
併し私は病院のほかに辰夫の家庭へも足繁く通わねばならなかった。