立教大学の構内に亜細亜研究所とかいうものがあり、ここに詩人で支那学者の、これが又、名前を忘れた、私は三好達治のところで一度会ったことのある人で、信頼できる支那学者であることをきいており、亜細亜研究所にこの詩人がつとめているときいたので、訪ねて行って教えを乞うた。
支那学者が他に数人いて、あいにく黄河に就て特に調べているという専門家はいなかったが、ともかくここで懇切な手引を受けて、それから教わってきた本を内山に山本というこれも教わった二軒の支那専門の本屋で買って読みだしたのである。
又、会津八一先生が、たぶん創元社の伊沢君からきいてのことと思うが、私が黄河を調べていることをきいて、私を早稲田の甘泉園というところへ招いて、ここには先生の支那古美術の蒐集があるのだが、黄河に関する支那の文献に就て教えていただいた。