坂口安吾 『魔の退屈』 焼野原になった後で、偶然、駅で会った。 青年は食事が充分でないらしく、顔はひどく蒼ざめており、焼跡のたった一軒のバラックの行列が寿司屋の行列であることが分ると、私に別れてその行列に加わりに去った。 青年の家は焼けたのである。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア