坂口安吾 『魔の退屈』 私は六月の中頃だろうか、もう東京が焦土になってのち、勇気をふるって「黄河」の脚本を書いた。 脚本などとは名ばかりの荒筋のようなもので、半年以上数十冊の読書の果にたった二十枚の走り書であった。 もちろん一夜づけであった。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア