坂口安吾 『私は海をだきしめていたい』 女は果物が好きであった。 季節季節の果物を皿にのせて、まるで、常に果物を食べつづけているような感じであった。 食慾をそそられる様子でもあったが、妙に貪食を感じさせないアッサリした食べ方で、この女の淫蕩の在り方を非常に感じさせるのであった。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア