坂口安吾 『流浪の追憶』 牧野さんの昆虫採集も古いものだが未だに根気よく凝ってるらしい。 あの頃は病膏肓の時だった。 私は一匹の揚羽蝶をつかまえただけで、昆虫の素ばしこさには手を焼いているから、彼の活躍の後姿を眺めながら煙草をふかしているのであった。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア