西行がなぜ出家したか、などいうことをいくら突きとめようたって、謎は謎、そんなところから何も出てきやしない、実朝がなぜ船をつくったか、そんなことはどうでもいい、右大臣であったことも、将軍であったことも、問題ではない、ただ詩人だけを見ればいいのだと仰有る。
だから坂口安吾という三文文士が女に惚れたり飲んだくれたり時には坊主になろうとしたり五年間思いつめて接吻したら慌ててしまって絶交状をしたためて失恋したり、近頃は又デカダンなどと益々もって何をやらかすか分りゃしない。
もとより鑑賞に堪えん。
西行がなぜ出家したか、などいうことをいくら突きとめようたって、謎は謎、そんなところから何も出てきやしない、実朝がなぜ船をつくったか、そんなことはどうでもいい、右大臣であったことも、将軍であったことも、問題ではない、ただ詩人だけを見ればいいのだと仰有る。
だから坂口安吾という三文文士が女に惚れたり飲んだくれたり時には坊主になろうとしたり五年間思いつめて接吻したら慌ててしまって絶交状をしたためて失恋したり、近頃は又デカダンなどと益々もって何をやらかすか分りゃしない。
もとより鑑賞に堪えん。