例の如く、水風呂にもぐってはでてきて机に向うが、頭がはっきりしない。
新日本社の入江元彦という詩人と自称する二十四、五の青年がきてサロンという雑誌に三十枚の小説を書けという。
書くのは厭だと言うのだが、これが又、珍無類の人物で、育ちが良いのかも知れん、大井広介に似て、より純粋で、珍妙で、底ぬけで、目下稲垣足穂にころがりこまれて、同じ屋根の下にいるそうだが、彼は何一つ持たんです、と云う。
例の如く、水風呂にもぐってはでてきて机に向うが、頭がはっきりしない。
新日本社の入江元彦という詩人と自称する二十四、五の青年がきてサロンという雑誌に三十枚の小説を書けという。
書くのは厭だと言うのだが、これが又、珍無類の人物で、育ちが良いのかも知れん、大井広介に似て、より純粋で、珍妙で、底ぬけで、目下稲垣足穂にころがりこまれて、同じ屋根の下にいるそうだが、彼は何一つ持たんです、と云う。