洪水のたびに五十万ぐらいずつ死んでしまうのは人口調節の天命であるから、天命に逆らわん方がよろしい、という説を唱えた。
唱えた当人は太平楽かも知れないが、天命によって調節される五十万人の一人に選ばれるこッちの方は助からないから、同じ運命論でも、水と地を争わず、洪水は洪水の勝手にまかせ、人間はさッさと逃げてよそへ住みつけという穏やかな方が好ましい。
しかし聖賢はこれを巧言令色というね。
洪水のたびに五十万ぐらいずつ死んでしまうのは人口調節の天命であるから、天命に逆らわん方がよろしい、という説を唱えた。
唱えた当人は太平楽かも知れないが、天命によって調節される五十万人の一人に選ばれるこッちの方は助からないから、同じ運命論でも、水と地を争わず、洪水は洪水の勝手にまかせ、人間はさッさと逃げてよそへ住みつけという穏やかな方が好ましい。
しかし聖賢はこれを巧言令色というね。