折にふれて病人の憑き物を落してやって謝礼を貰ったり、意趣返しのついでに二百両ほどくすねたりしていろいろのミイリを編みだしたが、遊んだり顔を売るのに金がかかるから、大いに稼ぐけれども、貧乏直しに百日間の水行などをやらなければならなかった。
河内山のようなユスリタカリにも工夫や発明は必要であるが、ユスリタカリは得てして月並なものである。
ところが夢酔が悪所で顔をうって遊ぶために金モウケに精根かたむけて精進し、折にふれて編みだした工夫に富んだ発明というものは涙ぐましいほど独創的で計画的であったが、収支がつぐなわなかった。