そこでカイシャクの喜三郎が涙ながらに刀をサヤにおさめると共に、それでは仰せの儀承知の旨一札だすように、とその場で連名の一札をとった。
こうして五百五十両の用金を差しださせ、江戸へ帰って丈助の三百三十九両を払ってやり、あとは岡野の費用に当てさせ、夢酔は旅費をださせただけで、一文も取らなかった。
もっとも幕府へ無断で大阪へ行ったのが知れて禁足を命じられたから、禁足中ちょうだいできない月給分月に一両二分四人扶持ずつ岡野に出させた。
そこでカイシャクの喜三郎が涙ながらに刀をサヤにおさめると共に、それでは仰せの儀承知の旨一札だすように、とその場で連名の一札をとった。
こうして五百五十両の用金を差しださせ、江戸へ帰って丈助の三百三十九両を払ってやり、あとは岡野の費用に当てさせ、夢酔は旅費をださせただけで、一文も取らなかった。
もっとも幕府へ無断で大阪へ行ったのが知れて禁足を命じられたから、禁足中ちょうだいできない月給分月に一両二分四人扶持ずつ岡野に出させた。