ともかく智恵伊豆は敵の得手を封じ策つきたのを見はからって軽く攻略し、味方の損害は甚しく少なかったが、それにも拘らず、攻略に長い日数を要したと云って叱られ、世人には文弱者の戦法はダラシがないと笑い者になったのである。
そしてむやみに刀をふりまわして猪突また猪突、無能無策あまたの味方の将兵を殺して自らも戦死した板倉は、豪勇、名将とうたわれ、武功をたたえられた。
徳川三百年の悲しい愚蒙だが、今の世にも似たような、思い当るようなことが多いのは悲しいことです。
ともかく智恵伊豆は敵の得手を封じ策つきたのを見はからって軽く攻略し、味方の損害は甚しく少なかったが、それにも拘らず、攻略に長い日数を要したと云って叱られ、世人には文弱者の戦法はダラシがないと笑い者になったのである。
そしてむやみに刀をふりまわして猪突また猪突、無能無策あまたの味方の将兵を殺して自らも戦死した板倉は、豪勇、名将とうたわれ、武功をたたえられた。
徳川三百年の悲しい愚蒙だが、今の世にも似たような、思い当るようなことが多いのは悲しいことです。