彼は道鏡の高い為人を見ぬいたので、自分が彼を利用しうるなら、自分が道鏡をかつぐ先鋒となろうと考えていたように私は解する。
自分がかつぐに足る人格を見たのかも知れぬ。
しかし、道鏡の心の位置も女帝のそれの如くにあまりに正しく純心で、とうてい百川の俗心と交って共にはかる余地がなかった。
彼は道鏡の高い為人を見ぬいたので、自分が彼を利用しうるなら、自分が道鏡をかつぐ先鋒となろうと考えていたように私は解する。
自分がかつぐに足る人格を見たのかも知れぬ。
しかし、道鏡の心の位置も女帝のそれの如くにあまりに正しく純心で、とうてい百川の俗心と交って共にはかる余地がなかった。