その原理とは、父は自分をすてても同盟に忠実であった、という正義である。
家康はその正義を信仰し、その父を心中ひそかに英雄化してはぐくんだ。
父は自分をすてたにも拘らず、自分はむしろ織田の厚遇を受けた、そのことすらも父の正義の当然の報酬の如く感じた、或いは感じたがろうとした。
その原理とは、父は自分をすてても同盟に忠実であった、という正義である。
家康はその正義を信仰し、その父を心中ひそかに英雄化してはぐくんだ。
父は自分をすてたにも拘らず、自分はむしろ織田の厚遇を受けた、そのことすらも父の正義の当然の報酬の如く感じた、或いは感じたがろうとした。