坂口安吾 『閑山』 いつとなく、団九郎も彫像の三昧を知った。 木材をさがしもとめ、和尚の熟睡をまって庫裏の一隅に胡座し、鑿を揮いはじめてのちには、雑念を離れ、屡〻夜の白むのも忘れていたということである。 六袋和尚は六日先んじて己れの死期を予知した。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア