座長と見える老爺など終生水呑百姓の見るからに武骨そのものの骨柄であるが、巧みに女形をしこなして優美哀切を極め、涙の袖をしぼらせること、いつの年も変りがないということである。
折から一行のひとりに病人ができた。
通りかかった草庵をこれ幸いに無心して病人を担ぎ入れたが、翌日も、また翌日も、はかばかしくいかない。
座長と見える老爺など終生水呑百姓の見るからに武骨そのものの骨柄であるが、巧みに女形をしこなして優美哀切を極め、涙の袖をしぼらせること、いつの年も変りがないということである。
折から一行のひとりに病人ができた。
通りかかった草庵をこれ幸いに無心して病人を担ぎ入れたが、翌日も、また翌日も、はかばかしくいかない。