坂口安吾 『閑山』 通りかかった草庵をこれ幸いに無心して病人を担ぎ入れたが、翌日も、また翌日も、はかばかしくいかない。 先を急ぐ旅のこととて、ひとりの附添いを置き残して一座の者は立去った。 病人は暮方から熱が高まり、夜は悪夢にうなされて譫言を言い、屡〻水をもとめた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア