坂口安吾 『閑山』 と、訪客は和尚の後姿に向って、慎しみ深く訪いを通じた。 趺坐の和尚に微動もなく、返事もなかった。 四たび、五たび、訪客は次第に声を高らかにして、同じ訪いを繰返したが、さながら木像に物言う如く、さらに手応えの気配がなかった。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア