夏目漱石 『坑夫』 気がつくと同時にまた口が利けなくなった。 是非坑夫にしてくれとも、帰るから旅費を貸してくれとも言いかねて、やっぱり立ちすくんでいた。 気がついても何にもならない、ただ右の手で拳骨を拵えて寒い鼻の下を擦ったように記憶している。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア