中原中也 『亡弟』 けれどもその私の顔はまた直ぐに赦罪の顔になり、世間普通のとりつくろひの感情となつた。 すると弟は、チラリとその時私を見た。 さうだ、さうだと、近頃でもその時のことを思ひ出すと、わけても酒をあふつた夜なぞ、独りになると思ふのだ、私はシラジラしい男だ。 中原中也の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア