中原中也 『亡弟』 弟は医者の顔をジツと視てゐるだけで、一言も云はなかつた。 私は何か、心残りであつた。 死を観念させられてゐる弟の前で、一寸した脬腫のことなぞ持出したことはと、そんな気持もするのであつた。 中原中也の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア