中原中也 『亡弟』 私はその電報を持つて、部屋の真ン中に立つたまゝ、地鳴りでも聞いてゐるやうな恰好で、事実なのだ、これは事実なのだと、声もなく呟いてゐるのであつた。 時計をみた。 十一時二十分であつた。 中原中也の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア