中原中也 『亡弟』 もう閉めてゐたのであつた。 柱も壁も、何時もどほりであつた、そしてそれはさうであるに違ひなかつた。 私は同宿人のゐないことが、つまり六畳と三畳二間きりのその二階が私一人のものであることが、どんなに嬉しかつたか知れはしない。 中原中也の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア