中原中也 『亡弟』 『では』と云つて、私が背ろの硝子戸を締めると、医者の奥さんは、ニッコリとした。 『獲物がかゝつた……』云つてみればさうなのである。 更めてまた哀悼の辞を述べた後、此の医者は、私の東京に於ける生活の模様を、何かと訊くのであつた。 中原中也の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア