夏目漱石 『坑夫』 と云う婆さんの声が聞えた。 いつの間に婆さんが上がって来たんだか、自分の魂が鳩の卵のように小さくなって、萎縮した真最中だったから、御膳の声が耳に入るまではまるで気がつかなかった。 見ると剥げた御膳の上に縁の欠けた茶碗が伏せてある。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア