夏目漱石 『坑夫』 胃は全く空である。 もし空でなければ、昨日食った揚饅頭と薩摩芋があるばかりである。 飯の気を離れる事約二昼夜になるんだから、いかに魂が萎縮しているこの際でも、御櫃の影を見るや否や食慾は猛然として咽喉元まで詰め寄せて来た。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア