夏目漱石 『坑夫』 飯はつるつると箸の先から落ちて、けっして茶碗の縁を離れようとしない。 十九年来いまだかつてない経験だから、あまりの不思議に、この仕損を二三度繰り返して見た上で、はてなと箸を休めて考えた。 おそらく狐に撮まれたような風であったんだろう。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア