中原中也 『良子』 見えなくならうとする前に彼は一寸振向いて、「お嬢さんさよなら」と、高い声で巫戯けて云つた。 良子はそれらをズツと見てゐた。 小僧が見えなくなると、彼女は右足の下駄の先でクルリとからだを廻して、それから唱歌を歌ひ出した。 中原中也の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア