中原中也 『良子』 お祖母ちやんは、忽ち起つて、干物を入れるために庭に下りた。 お祖母ちやんには、この柿の樹と、塀とに渡してある重さうな干物竿が却々持扱へなかつた。 眉と眉との間に皺を寄せたり伸ばしたりしながら、竿のあちらの端とこちらの端をかはるがはるに見てゐた。 中原中也の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア