中原中也 『良子』 良子は台所の方へ走つて行つた。 右手で障子につかまりながら、左の足を浮かせてからだをまはすやうにし、彼女はお祖母さんが摺鉢でゴマと味噌とを摺合せてゐるのを見入つてゐた。 雨はまだ、ひどい勢ひで降り続いてゐる。 中原中也の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア