中原中也 『医者と赤ン坊』 彼は一匹だけだと思つてゐたのだ。 所がもう一匹の奴がゐることを知つた時一寸、大変な災難が来たやうな気持になつた。 慌てるやうに蠅打を手放すと、「彼奴は……」と再び両手で額を支へて考へ込んだ。 中原中也の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア