中原中也 『医者と赤ン坊』 「生焼けだね」と医者が云ふと赤坊を膝に載せてる母親が乞食のやうな調子で泣いて「わたくしが悪うございました」と云つた。 医者はそれに悪感を抱いた。 赤坊の顔を覗き込んでる母親の日本髪を上の方からチラと憎々しげに見遣つた。 中原中也の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア