夏目漱石 『坑夫』 行列はまだ尽きないのかと、また背延びをして見下した時、自分は再び慄とした。 金盥と金盥の間に、四角な早桶が挟まって、山道を宙に釣られて行く。 上は白金巾で包んで、細い杉丸太を通した両端を、水でも一荷頼まれたように、容赦なく担いでいる。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア