中原中也 『その頃の生活』 私は転んで両足を弟の腹に当てがつてずつと突き揚げてやつた。 弟は悦んだ。 私が畳の上へ下ろして手を離して弟の顔を斜に見てゐると、チヨコンと丘に忘れられた小犬のやうに淋しさうな顔をしてゐた。 中原中也の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア