中原中也 『蜻蛉』 別に笑顔にもならなかつたが互に極めて平明な顔をみることが出来た。 「かういふ風であれば何事も好いんだな」といふ、解決に満ちた平明な顔が。 夫が仰向いて長火鉢の上の柱時計をみながら飛び出した喉豆に掛けた声で「七時かあ」と云つた。 中原中也の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア