中原中也 『分らないもの』 母が「甘い」とよく彼が言ふので、また言はれはしまいかと思つて、遠慮深さうにさう言つた時、彼はさすがに「甘い」とはいはれなかつた、却つて自分の方が「甘い」だつたのだ。 客も彼と同し汽車で立つのだつた。 駅には母がやつて来た。 中原中也の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア