中原中也 『思ひ出す牧野信一』 其処へやつて来た此の鉄色がかつた栗色の肌の牧野信一は、部屋に這入るなり進みもしないで坐つた。 久留米絣を来てゐて、既に酔つてゐた。 「僕、邪魔はしないからねえ、邪魔はしないからねえ」と、みんなの者に云つたのがその時の挨拶であつた。 中原中也の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア